科目別 薬剤師国家試験の勉強法
薬剤師国家試験に向けた勉強法
受験生の頃、しょっちゅう「勉強法」でググっていました。勉強法の正解が分からず、安心材料がなかったのだと思います。
もちろん正解は存在しませんが、不安な方がいらっしゃれば参考にしていただきたいと思って、去年の自分を振り返ってみました。
◎自分の背景
・103回
・本番は 268点
・薬ゼミ模試 201点→235点→248点
◎使った教材
大学のレジュメ
回数別
必須過去6年分の問題集(大学で配られた)
☆青本か虹本か問題
私は、大学で薬ゼミ講師による講義があったので、対応できるように青にしました。どっちか買えばよいです。
☆青本か領域別か問題
もう一度試験勉強をやれと言われたら、領域別を何周もすると思います。領域別の素晴らしい点は、各問題に正答率が載っているところ。正答率30%未満の問題に時間をかけるより、正答率60%以上の問題を確実に正解する訓練をしたほうが、効率良いです。
◎勉強法
- ~7月
受験勉強が本格化するまでに、自分の勉強のスタイルや癖を知ることをおすすめします。例:自習室派か家派か。付箋ビロビロ派か。電車で何をするか、息抜きに何をするか、など。
- 8〜9月
回数別しかやりませんでした。過去3年分を4周くらいしました。間違えた問題は10回分くらい目にすることになるので、必然的に解法を覚えてしまいます。頭に叩き込んだ問題は、直前期になっても案外覚えているものです。模試等で似たような問題が出ても、対応できるようになるはずです。
- 9〜11月
回数別は本棚にしまい、青本を解きました。2周半くらい。
7:30 朝自習
9:00~16:00 大学講義
16:30~21:30 夜自習
という感じ。
- 12月〜直前期
薬ゼミ講師が来て、青本に書かれていない最新の情報を教えてくれました。かなり役に立ちました。今思えば、もう少し予備校に行っても良かったかもしれません。
回数別と青本を一周ずつしたかったのですが、途中で間に合わないなぁと思ったので、回数別ばかりやっていました。
この時期は、精神的な辛さとの戦いでした。出来るだけ大学の自習室にいるようにして、なるべく1人にならないように心がけていました。
科目別の勉強方法はまた後日。
サマソニ1日目
オレンジコートのないフジ
4月読んだ本
- 作者: レベッカライザート,Rebecca Reisert,森祐希子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
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Peace@渋谷クアトロ
読んだ本その2
春休みが終わってしまう…。
ジュンパラヒリ「低地」
ラヒリは「停電の夜に」しか読んだことなかったが長編も素晴らしかった。堪能した。「停電の夜に」は結婚生活なんぞ知らない高校生(当時)の私でも哀しくなってしまったんだった…
激しい政治運動に生きた弟と、家族という共同体に人生を封じ込めた兄。彼らの暮らす「低地」から物語は始まり、弟が殺されたのも(帯に書いてあるくらいだからネタバレではないような)「低地」……。象徴的な「低地」と遠く離れたアメリカが舞台。
誰かを愛そうとしてもうまく愛せない歯がゆさが痛々しいほど伝わってくる。とくに兄の、駆り立てられたような死者への弔いや娘への思いの正当化、などがむしゃらにもがく姿が印象に残った。
彼ら兄弟から三世代に渡るドラマは、抑制がきいていてお上品だ…カルカッタの湿気すら上品。インド人でありアメリカ人であるラヒリ自身が投影されてるのは確かだが、完成度が高すぎて感動した!
原田マハ「本日は、お日柄もよく」
フツーのOLがスピーチライターの仕事を…!!!奮闘サクセスストーリーって感じですごくあたたかい小説。カヴァンの冷徹な作品に比べると火傷しそうなほど…。これドラマ化するんじゃないのかな。
かっこいいスピーチは印象に残るし、おんなじような内容だったら丁寧さや実直さがあるほうがいいに決まってる。
恋より何よりスピーチ書くことに命賭ける女の子、好感持てるな…。
登場するスピーチライターの書く、簡潔かつ洒落たスピーチを読むと文章力が欲しいな、とつくづく感じる。4月からのレポート課題は頑張ろうっと
デボラモガー「チューリップ熱」
- 作者: デボラモガー,Deborah Moggach,立石光子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2001/06
- メディア: 単行本
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舞台は17世紀のオランダ。当時はチューリップ投機が流行していたそうで、チューリップ投機熱と男女の熱い恋愛事情が良い具合に絡んだお話。美男美女(しかも男は画家というあやしさ)の駆け落ち劇きたーー!と途中までちょっぴり興奮。途中、人間は欲望まみれで滑稽だ……みたいな気分にもなり楽しかった。
なによりオランダの上流社会の不倫劇のドラマチックさたるや…背徳感を感じずにいれない。妊婦取っ替えるなんて最初から狂ってるよ…
一人称となる登場人物が変わってくものの、時間も交錯しないので凄く読みやすかった。普段海外文学読まない人にも勧められそう。
最近Kindleも使い始めたけどKindleだと友達と貸借り出来ないからそれは微妙。 翻訳小説は有名どころしか電子化されていないんだけど。
Kindleは本のコレクターじゃなければほんとうに便利な媒体だと思うので紙と電子、器用に使い分けていきたいなぁ。活字中毒なのでつねに本orキンドル+iPhoneにKindle同期してないと不安…。
あとkindleは寝っ転がって読んでても画面調節すれば文字が明るいのが良いです。重宝してます。